「氷菓」米澤穂信

感想

2012年にアニメ化、2017年に実写映画化された、米澤穂信のデビュー作である、「氷菓」を拝読しました。

古本屋で100円で売られているの見つけ購入してみました。
元々、アニメは見ていたのでなんとなく内容は覚えていましたが、本で読むとまた印象が違っていました。
ただ、ありがちな”原作を少し変更した”アニメ化ではなく、かなり忠実に再現されたアニメ化だったことには、驚かされました。
物足りなさとしては、アニメの千反田えるの印象が強すぎて、原作ではそれほど可愛さを感じません。
正直える推しの方は、アニメだけでいいと思います。(原作読んでからアニメ見ればよかった)

作品自体、学園青春ミステリーなので、事件だ、殺人だーなどの怖い思いをしなくてすみます。
かといって、内容が薄いというわけではなく、度々出てくる主人公の推理シーンが、それなりにあり、その都度爽快な気分にさせてくれます。

普段からミステリーを読まれてる方には物足りなく感じることと思います。
ページ数も少なく非常に読みやすいので、読書初心者の方には、うってつけの作品ではないでしょうか。

続編も出ており物語は続いているので、今後の展開が非常に楽しみだと思える作品でした。